【相撲用語】三段目(さんだんめ)の番付について徹底解説

三段目さんだんめ

相撲用語「三段目さんだんめ」とは、番付で「序二段」より上、「幕下」よりも下の地位のことです。

三段目は、「三段目二枚目」「三段目三枚目」…のように、その枚数が増えるほど三段目のなかでも地位が下になります。

定員 200名

※「三段目最下位格附出し」の力士は定員に含まれません。

三段目になったらできること

三段目になったらできること

・下駄からエナメルの雪駄を履ける
・公式の場で着物に羽織を羽織れる

三段目まで昇進するころには、多くの力士は髪も伸びてマゲを結うことができ、見た目はもうTHEお相撲さん。

付け人として親方や十両以上の力士の身の回りの世話をしながら、一人前の関取を目指して修業が続きます。

三段目の取組について

三段目の取組について

三段目は、本場所15日間のうち7番の相撲を取ります。

三段目の実力は学生相撲の上位クラス。三段目は出世の分かれ道、といわれることもあり、関取になれる可能性が少ない力士が長く留まる地位でもあります。

幕下へ昇進する目安

幕下へ昇進する目安

・7戦全勝(優勝の有無を問わず)
・50枚目以内で6勝1敗
・25枚目以内で5勝2敗
・10枚目以内で4勝3敗

※幕下へ昇進する決まった基準はなく、各力士の成績・幕下以上の引退者の数などによって昇進できる人数は毎場所違います。

実は、三段目も前頭。番付に書いてある漢字の意味は?

実は、三段目も前頭

三段目は、番付の上から三段目に書かれています。そして、三段目力士の出身地の上に「同」という漢字が書かれています。

この「同」は、十両以上の力士に、ひとりひとりきちんと書かれている「前頭」と同じという意味の「同」です。

前頭といえば、幕内の平幕力士を思い浮かべます。しかし、もともと前頭は「前相撲の頭」という意味でした。つまり、横綱、大関、関脇、小結、という特別な呼び方がある「役力士」をのぞけば、序ノ口以上はすべて「前頭」だったのです。

そのため番付には、三段目力士にも「前頭と同じ」という意味の「同」の文字が書かれています。

まとめ

まとめ

・「三段目」とは、番付で「序二段」より上、「幕下」よりも下の地位のこと
・三段目になったら、下駄からエナメルの雪駄を履き、公式の場で着物に羽織を羽織れる
・三段目は、本場所15日間のうち7番の相撲を取る

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