【相撲用語】序二段(じょにだん)の番付について徹底解説

序二段じょにだん

相撲用語「序二段じょにだん」とは、番付ばんづけで「序ノ口じょのくち」より上、「三段目さんだんめ」よりも下の地位のことです。

序二段は、「序二段二枚目」「序二段三枚目」…のように、その枚数が増えるほど序二段のなかでも地位が下になります。

定員 なし

序二段の取組について

序二段の取組について

序二段は、本場所15日間のうち7番の相撲を取ります。

序二段をすんなり通過できるかどうかによって、このまま力士を続けるか、それとも別の道を探すのか、「序二段」という地位が1つの分岐点になるようです。

三段目へ昇進する目安

三段目へ昇進する目安

・7戦全勝(優勝の有無を問わず)
・70枚目以内で6勝1敗
・40枚目以内で5勝2敗
・20枚目以内で4勝3敗

※三段目へ昇進する決まった基準はなく、あくまで目安となります。

実は、序二段も前頭。番付に書いてある漢字の意味は?

実は、序二段も前頭

序二段は、番付の下から二段目に書かれています。そして、序二段力士の出身地の上に、読めない不思議な漢字が書かれています。

これは「同」の漢字を略した文字です。

この「同」とは、十両以上の力士に、ひとりひとりきちんと書かれている「前頭」と同じという意味の「同」です。

前頭といえば、幕内の平幕力士を思い浮かべます。しかし、もともと前頭は「前相撲の頭」という意味でした。つまり、横綱、大関、関脇、小結、という特別な呼び方がある「役力士」をのぞけば、序ノ口以上はすべて「前頭」だったのです。

そのため番付には、序二段力士にも「前頭と同じ」という意味の「同」の文字が略して書かれています。

まとめ

まとめ

・「序二段」とは、番付で「序ノ口」より上、「三段目」よりも下の地位のこと
・序二段は、本場所15日間のうち7番の相撲を取る

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