【相撲用語】関取(せきとり)の意味を徹底解説

関取せきとり

相撲用語「関取せきとり」とは、十両以上の力士に対して使われる敬称のことです。「関取」という地位は明文化されていませんが、伝統的に使われている言葉になります。

力士は十両に昇進してはじめて「関取」とよばれ、力士として一人前の扱いを受けます。

関取の語源はわかっていません。しかし、江戸時代の明和年間(1764~1772年)には、人形浄瑠璃や歌舞伎で「関取千両幟」「関取二代勝負附」というタイトルで相撲物が上演されていました。このことから、江戸時代の明和年間にはすでに「関取」という言葉が一般に定着していたことがわかります。

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関取なったらできること

本場所では
・仕切りに入る前に水をつけてもらえる
・塩をまくことができる
大銀杏おおいちょうを結うことができる
・化粧回しをつけての土俵入りがある
・絹の締込しめこみを着けられる
・明け荷を使える

生活面では
・協会から月給が支払われる
・羽織はかまが着られる
・付け人がつく(2~3人)
・相撲部屋では個室を与えられる
・白の稽古廻しがつけられる
・故郷に後援会ができる(かもしれない)

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まとめ

まとめ

・「関取」とは、十両以上の力士に対して使われる敬称のこと

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