【相撲用語】巡業について徹底解説

巡業じゅんぎょう

巡業じゅんぎょう」とは、地方で興行する、本場所ではない相撲のことです。巡業は本場所がない期間を利用して地方をまわります。巡業は地方の要望に応え、相撲の普及を図ることを目的としています。

1957年(昭和32年)より前は、現在のように相撲協会全体では巡業は行っていませんでした。各部屋単位または一門単位、あるいは合同して巡業組合を構成する、組合別巡業などで巡業を行っていました。

巡業は稽古場所

巡業は稽古場所

巡業は、「稽古場所」「稽古相撲」ともいいます。巡業では、力士は本場所に向けて十分な稽古を積むことが求められ、行司呼出床山にとっても修業の場となっています。

巡業部

巡業部

現在、相撲協会には巡業部が配置され、巡業の実施・運営を統括しています。巡業は、巡業部長、副部長、各一門より審判委員1名ずつ、関取とその付け人、行司、若者頭わかいものがしら世話人、呼出、床山など総勢約340名が各地を回ります。

巡業が実施される時期と地域

巡業が実施される時期と地域

春巡業(4月)関西、中部、関東
夏巡業(7月~8月)東北 北海道
秋巡業(10月)東海、関西、中国、九州
冬巡業(12月)九州

まとめ

まとめ

・「巡業」とは、地方で興行する、本場所ではない相撲のこと
・巡業は、「稽古場所」「稽古相撲」ともいう
・現在、相撲協会には巡業部が配置され、巡業の実施・運営を統括している
・巡業が実施される時期と地域はおおまかに決まっている

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