番付編成要領

番付編成要領

【第一章 力士番付編成】

第一条
力士番付は、番付編成会議において作成する。

第二条
番付編成会議は、当分の間本場所終了後三日以内に行う。

第三条
番付編成会議は、審判部の部長、副部長、委員をもって組織する。
幹事は、番付編成会議に同席するものとする。

第四条
番付編成会議には、書記として行司を出席されることができる。
ただし、発言することはできない。

第五条
横綱および大関の推挙は、理事会の賛成を経て満場一致でなければならない。

第六条
力士の階級順位の昇降は、その本場所相撲の勝ち星により協議の上決定する。

第七条
附出し力士は、施行細則第五十四条幕下附出し規定によることとし、その成績を審査の上第六条によりその階級順位を定める。

第八条
大関は、二場所連続して負け越したときは降下する。
降下は全休を含めて関脇に止め、次場所にて10勝以上した場合は、大関に復帰する。
この場合は番付編成会議当日より大関として取り扱い、当日発表および使者派遣はしないものとする。

第九条
十枚目以上の力士の番付員数を次のとおり規制する。(平成16年一月場所改正)
 幕内 42名以内
 十枚目 28名以内

第十条
力士を引退する者は、番付編成の開始前に理事長に届け出るものとする。
理事長は、これを番付編成会議に提出しなければならない。

第十一条
番付編成会議により作成した新番付は、次の本場所の番付発表まで極秘として扱い、何人にも発表することができない。ただし、横綱、大関、および十枚目の昇進は、番付編成会議において決定した当日発表する。
横綱・大関の昇進は、使者を派遣し、その旨を伝達するものとする。再昇進の場合も同じとする。横綱・大関は番付編成会議当日より、その階級にて取り扱うものとする。

※「再昇進の場合も同じ」とは、大関から落ちた翌場所に関脇で10勝以上の条件を満たすことができず、大関復帰までに何場所かの努力の要した場合。

【第二章 行司番付編成】

第十二条
行司の階級順位の昇降は、年功序列によることなく、次の成績評価基準に基づき、理事会の詮衡により決定する。

1 土俵上の勝負判定の良否
2 土俵上の姿勢態度の良否
3 土俵上の掛け声、声量の良否
4 指導力の有無
5 日常の勤務、操行の状況
6 その他行司実務の優劣

第十三条
成績評価は、毎本場所および毎巡業ごとに審判部長、および副部長、巡業部長、指導普及部長、監事が行い、考課表表を作成する。
考課表の作成は、成績評価基準ごとに加点、減点の方法にて行うものとする。

第十四条
審判部長および副部長、巡業部長、監事は作成した考課表を理事会に提出しなければならない。

第十五条
行司の階級順位の昇降は、年一回とし、提出された考課表により、九月場所後の理事会にて詮衡し、翌年度の番付編成を行う。

第十六条
十枚目以上の行司の番付員数を、次のとおり規制する。
(昭和55年9月27日改正)
十枚目以上の行司 22名以内

第十七条
番付編成後行司の退職があり、理事会が必要と認めたときは、詮衡理事会を開き、番付編成を行うことができる。

※1955年(昭和30年)5月8日に施行。以降何度かの改正を経て、上記の規定は2004年(平成16年)1月に改正されたもの。

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